INTERVIEW

キロクル ユーザー事例インタビュー
株式会社かぶら屋様

株式会社かぶら屋様

株式会社かぶら屋

代表取締役社長 中野 和彦 様

株式会社かぶら屋様

首都圏エリアを中心に全国で59店舗を展開する居酒屋チェーン「大衆酒場 かぶら屋」様では、 店舗改善業務において、QSCにAを加えた「QSCAチェック」を実施。年に1度、「QSCAリー グ」という社内コンペイベントを行っています。今回で7回目となる「かぶら屋 QSCAリーグ」の 最終選考および表彰式にお邪魔し、中野 和彦社長にお話を伺いました。

QSCにAをプラスした「QSCA」とは

かぶら屋で実施しているQSCAチェックとは、QSC(Quality = 品質、Service =サービス、 Cleanliness = 清潔さ)にAtmosphere = 雰囲気を加えた私たちの店舗評価基準です。飲食店にお けるQSCの重要性はもちろんですが、居酒屋という業態においては店内の活気やお客様とのコ ミュニケーションなども含めた「お店の雰囲気」も非常に重要な要素であると考え、Aを加えた QSCAという基準を設定しています。

鶯谷店

「振り返り」が店舗のパフォーマンスを上げる

「QSCAリーグ」は、店舗同士の交流や切磋琢磨、表彰と社内周知いう形でのモチベーション向 上などのために始まったのですが、ここまで続けてきてわかったのが、最終選考まで残った店舗 の売り上げが「表彰されたあと」にさらに伸びる、ということです。

表彰を受ける店舗スタッフのみなさま。普段のチームワークの良さが笑顔からもうかがえます

QSCAリーグ最終選考では、一般のお客様による覆面調査なども含めて、グループ全店のチェッ クで高い評価を得て選抜された各店舗の代表者が一年間の取り組みをプレゼンテーションという 形で発表し、その内容も含めて選考が行われるのですが、この「普段の取り組みをまとめ、それ を客観的に評価してもらい、結果として共有する」というプロセスそのものが、その後の取り組 みをより積極的かつ濃密なものにするということがわかってきました。「振り返り」の重要性を 目の当たりにしています。
今回キロクルの導入を決めたのも、「チェックと取りまとめ業務」の負担を減らし、その分 チェック結果の「振り返り」に時間を使いたいためです。

これまでのQSCAチェックは、Googleフォームで行っていました。QSC+Aということでチェック 項目も多いですし、A=雰囲気のチェックのためには、たとえば開店直後などに店舗を見ても分か りませんから、現場がある程度「あたたまった」時間帯にチェックをする必要があります。その ため1日に何店舗も巡回してチェックするということが難しく、全店舗のチェック結果が出揃うに はそれなりの日数がかかります。さらにそれを取りまとめるのにも一苦労です。Googleフォーム では、チェック結果と現場で撮った写真を一緒に記録することができないのでその付け合わせ作 業がかなり面倒ですし、ひとつの店舗の変化を時系列順に追っていくということはまた全く別の 作業になりますので、それぞれの店舗のチェック結果に向き合うためにはかなりの時間と労力が かかっていました。結果的に、「チェックをすること」が大仕事となり、チェック結果をもとに した振り返りがなかなかできない、という課題がありました。

キロクル導入で、QSCAチェックの本来の目的「振り返り」が可能に

キロクルを導入することで、アプリ内で写真を添付できるようになったり、チェック結果の取り まとめ作業が不要になるというのは大きいですし、店舗ごとの時系列を追ったレポートなども写 真付きですぐに見られるのが便利ですね。これまでの取りまとめ作業にかかっていた時間が大幅 に削減でき、かつ早いタイミングでの振り返りが可能になります。QSCAチェックを本来の「振り 返り」のために活用できれば、店舗のパフォーマンスはかならず向上すると思います。

かぶら屋は、「チェーン店なのに常連さんが多い」「かぶら屋からかぶら屋にハシゴするお客様 がいる」というほど、お客様と店舗スタッフのつながりが深いことが強みです。QSCAチェック の取り組み強化で、この強みをより高いレベルに持っていけたらと思います。

常連のお客様からの動画メッセージ。かぶら屋ならではの光景です