働き方改革ソリューション

人口減少が続くこれからの日本社会において、労働生産力を維持・向上するために「より多くの人が、より柔軟で、より効率的に働くことができる」ことを目指す「働き方改革」。SSTは、正確でスピーディーな認証が可能な近接通信技術で、勤怠管理をはじめとした企業活動のさまざまなシーンをサポートします。

勤怠管理

勤怠管理

より客観的で正確な勤怠情報
管理のために

2000年以降に顕在化した「ブラック企業」問題を背景に2010年4月1日には労働基準法が改正され、また、割増賃金の未払や長時間労働を是正するため、2001年4月6日に厚生労働省の労動基準局通達によりタイムカードやICカードによる"客観的な記録"が原則として求められ、労務管理の重要性が高まっています。

また「働き方改革」におけるインターバル制度を始めとした新制度への対応、就業時間のリアルタイムな把握による生産性向上、ストレス・健康管理への応用が始まりつつあり、就業管理のシステム化への需要がさらに高まっています。 これらの背景を受けて、出退勤時の打刻を簡単かつ正確に打刻するためのICカードを利用した勤怠管理システム導入が進んでいます。

非接触ICカードでの打刻は、
簡単、速い、正確

勤怠管理システム化にはICカードだけではなくPC、モバイルの画面上から出退勤情報を入力する方法や、バイオメトリクスを利用する方法まで多様なソリューションが導入されています。
その中でも非接触ICカードを使った打刻ソリューションは社員証のICカード化が進んでいること、PCへのログオンが不用なこと、また、運用上スピードが速く打刻手間が低いこと等の優位性から広く採用が進んでいます。

設置も管理も低コストな
ピットタッチシリーズ

ピットタッチシリーズはこれまでの非接触ICカードリーダ打刻機に比べ比較的安価で、ネットワーク対応の独立型非接触ICカードリーダであるため、設置コストも不用である点が評価され、多くのソリューションベンダに採用されています。

機器にネットワーク情報を事前に設定すれば設置場所でケーブルを接続するだけで利用できることから、設置業務コストや設置期間を大幅に削減できます。例えば全国数百箇所の事務所を持つ企業の例では、事前に設定した端末を設置箇所へ郵送しケーブル接続するだけで利用できたことにより導入期間は一ヶ月程度で完了した実績があります。 また、ピットタッチプロシリーズはUSBポートに無線LANアダプタや、モバイル通信モジュールを接続することでワイヤレスでの利用も可能です。

ネットワークがない環境でも
活用可能

またピットタッチシリーズには、ネットワーク環境がなくても打刻情報を本体に保存し、USB接続によってあとからコンピュータへ転送することも可能。期間限定のイベント会場や野外の工事現場など、ネットワーク敷設が難しいロケーションでも打刻データの収集・管理が容易にできます。

勤怠管理に活用可能な
製品ラインナップ

PitTouch Pro3
PitTouch Pro3 勤怠パッケージ
PitTouch Biz

経費精算

経費精算

経費精算という「ダウンタイム」

営業職など、移動の多いビジネスマンにとって交通費の経費精算は「苦痛」とも言えるほどに煩雑な作業です。とくに昨今の鉄道交通費は運賃が1円単位になっているなど、紙の書類やweb入力などの方式で申告をするのにはかなり手間がかかる作業になっています。 会社にとっても、彼らの本来の業務とはかけ離れた作業に多くの時間を割かせることは生産性の低下に直結します。

また手動入力の場合は、入力内容に誤りや不正の可能性も拭えません。こうしたことから、近年では交通系非接触ICカードに記録された実際の乗車履歴を非接触ICカードリーダで読み取り経理システム上に直接送信するソリューションが登場しています。また、スマートフォンの一般化に伴いスマートフォンで交通系非接触ICカードのデータを読取るソリューションなども登場しています。

非接触ICカードの情報を読み取って管理する方法としては、PCに接続できる簡易なICカードリーダーを接続して使う、NFC読み取り機能を持ったスマートフォンをICカードリーダーとして使用する、専用のカードリーダーを使うといった方法が考えられますが、現在のところでは、社員が共通でつかうことができる専用のカードリーダーが、コスト、セキュリティといった面から最もリーズナブルな選択と言えるでしょう。

社員側の作業時間を限りなく
ゼロに近づける

SSTのピットタッチシリーズは、交通系非接触ICカードを利用した非接触ICカードリーダ端末として複数のソリューションベンダに採用されています。 ピットタッチ・プロは交通系非接触ICカードに記録された乗車履歴データを読取ることができ、かつ、読取ったデータをインターネットプロトコルでサーバへ送信することが可能です。またピットタッチ・プロシリーズはプログラマブルなので、画面やプロトコルを設計することで面倒なカードの初期登録や削除等運用を考慮した端末開発が可能です。

経費精算に活用可能な
製品ラインナップ

PitTouch Pro3
PitTouch Pro3 tm交通費精算パッケージ

認証印刷

セキュアプリント

コスト削減と情報漏洩防止に、
プリンタの認証使用が広がる

プリンタにおける利用者認証のニーズはセキュリティ、コスト削減の両面から近年導入が進んでいます。一般に印刷コストの削減のためには紙質を下げる、リサイクルトナーを使う等の印刷単価を下げる対策がとられますが、本質的に印刷枚数を減らす対策として、間違い印刷指示を印刷前に止める方法や、誰がどれだけ印刷したかを把握し業務改善につなげるような対策も有効です。 また、企業のセキュリティ意識の高まりから印刷物をプリンタトレーに放置させないための対策も求められています。

社員証や学生証などの非接触ICカードを利用したプリンタ認証(認証印刷)の目的は、誰がどれだけ印刷しているのかを把握し、管理することでコストの削減を図ることです。または、カード所有者がプリンタの前にいることを確認して印刷することによるセキュリティ対策です。 また、大学のように、印刷枚数に応じた課金をするようなビジネス目的の利用も増えています。 これらの市場ニーズに対し、各プリンタメーカは自社の複合機に非接触ICカードリーダを付加しオプション機能として提供し始めています。

どんなプリンタにも認証機能が
付加可能

非接触ICカードリーダーを搭載したプリンタの運用は、それそのものがプリンタとしては上位機種でコストがかかったり、その後、施設内で同じメーカーのプリンタを使い続ける必要が生じるなど、運用面でも制約を生むことがあります。それに対して後付けの非接触ICカードリーダーでは、プリンタのグレードや機種、メーカーの違いを問わず施設内のすべてプリンタを認証印刷仕様とするとこが可能なため、より柔軟で低コストな運用が可能になります。

SSTのピットタッチシリーズは認証印刷市場における後付非接触ICカードリーダ端末として複数のソリューションベンダに採用されています。 特にピットタッチ・ビズはこれまでの非接触ICカードリーダに比べ比較的安価かつネットワーク対応の独立型非接触ICカードリーダのであり、LANポートを2つ装備しているためLANをカスケード接続できることから設置コストも低くなる点が評価されています。 ピットタッチ・プロシリーズはタッチパネルを搭載しているため単機能プリンタに対し事後にジョブ選択機能を実装することが可能です。

認証印刷に活用可能な
製品ラインナップ

PitTouch Pro3
PitTouch Biz

児童登降園管理・安心安全メール

自動登降園管理・安心安全メール

保育園や塾にも打刻情報管理の
ニーズが広まっています

平成24年8月に成立した「子ども・子育て支援法」をはじめとした新法にもとづいた子ども・子育て支援新制度の開始により、保護者の勤務体系に合わせるために、それまで一定であった保育時間が、子供毎に保育時間が異なるようになりました。このため保育園(保育所)では補助金申請や、保育費用の請求のために子供毎の保育時間を管理記録する必要が生じています。

また共働き夫婦の増加等子供を持つ親の労働環境が変化し、子供が一人で活動する時間が長くなる中で「学習塾に通う子どもの安全確保ガイドライン」が発表され、その中で「子どもの登塾、退塾(入室、退室)の正確な時刻を保護者に告知するために、可能な範囲で設備・システムの構築に努める」ことが示され各塾では通塾時の打刻管理システムの導入が進むと共に、保護者への安全・安心メールの配信に積極的に取り組んでいます。

こどもも、非接触ICカードでの
運用が可能

こうした打刻情報の管理は、相手がこどもという点を除けば基本的には企業の勤怠管理システムに非常に近いものです。紙での管理、PCやタブレットの管理は保育園や塾のスタッフにとって業務上の新たな負担になり、また紙では正確性とスピードに、PCやタブレットでは従業員のPCリテラシー格差などに課題があります。

近年では、在庫管理などでバーコードに代わって利用される、「タッチ」より遠い距離から複数のIDを一度にスキャンできるRFID(ICタグとも言われていた)の導入も検討できますが、現状ではまだ設置に手間とコストがかかること、ある程度の距離からスキャンが可能なために、かえって情報漏洩のリスクがあるといったことが導入においてはハードルになっています。 非接触ICカードリーダーを利用する場合は、勤怠管理と同じく、こどもたちがICカードをタッチするという作業が必要になるものの設置・運用のコストは低く、実際にSSTのピットタッチシリーズも、多くの保育園向け・学習塾向けの打刻および安心メールソリューションにて採用されています。

児童登降園管理に活用可能な
製品ラインナップ

PitTouch Pro3
PitTouch Pro3 登降園パッケージ
PitTouch Biz