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第8回 O2O - オムニチャネル

紙のスタンプ・ポイントカード - これまでの課題を払拭する新しい運用スタイルとは?

O2O - オムニチャネル

これまでの課題を払拭する新しい運用スタイルとは?

現在、紙のスタンプ・ポイントカードは、個店からチェーン店まで販促・来店頻度向上施策として広く採用されています。紙であることから、制作も容易であるといったことが広く普及した要因であるでしょう。
今回は多店舗展開する中規模以上の事業者における、来店頻度向上を目的とした場合の紙のスタンプ・ポイントカードの効用について再考してみたいと思います。

紙のスタンプ・ポイントカードが広く使われている理由

1.個人情報を取得する必要がない
個人情報を取得しないで済むスタンプ・ポイントカードは、迅速に実施できる販促施策であると言えるでしょう。

2.現場でのわかりやすいオペレーション
紙のポイントカードは、現場でのオペレーションがわかりやすいというメリットがあります。スタッフの研修も比較的容易といえるかもしれません。

紙のスタンプ・ポイントカードの問題点

しかし、普及している紙のスタンプ・ポイントカードに問題がないわけでありません。
ここでは紙のスタンプ・ポイントカードの問題点を明確にしておきましょう。

1. 忘れられる・捨てられる
顧客の財布の中は、既にスタンプ・ポイントカードであふれています。CCCマーケティングによる調査によると、全体平均で一人20.9枚ものカード(クレジットカード・電子マネーカードを含む)を保持しており、特に20〜49歳の女性では約25枚に上ったそうです。※1
また同調査では、顧客が「カードを忘れてポイントをつけられなかった」(82.9%)、「見つからずポイントを貯めるのをあきらめた」(57.9%)などと不満をあげています。つまり、顧客はスタンプ・ポイントカードが有用と考える一方、紙の形態で配布されることに煩わしさを感じていることがわかります。

実際、店頭では顧客がカードを忘れたり、配布したカードを捨てたり、また紛失に伴う再配布といったことが起こります。これでは本当の目的であった来店頻度向上に役立っているとは言い難いのが実態でしょう。

2.不正の見分けが難しい
あまり顕在化していませんが、大きな課題として従業員やスタッフによる不正があります。例えばスタッフが、自分の友人へ向けポイントを不正に付与する、全てスタンプを押した状態のカードを譲渡するなど様々なケースが考えられます。悪質なケースでは外部で販売していたケースもありました。

こうした被害の実態は明るみには出ていませんが、相当数に上るとみられます。実際にチェーン店の販促担当者も気づいてはいるものの、アナログ管理であるがため、不正を見分けることは難しいのが実情です。

3.印刷コスト
店舗数が大きくなればなるほど負担になるのが、カードの印刷コストです。 さらに上記の通り、顧客がカードを紛失する、または捨てるなどの度に再発行、再配布することになれば、負担はさらに大きいものになります。

4.能動的なアクションができない
紙のスタンプ・ポイントカードは待ちが基本となり、こちらから能動的なアクションをおこせません。 アナログであるため当然ですが、来店頻度向上が真の目的である場合、顧客に有益な情報を適切なタイミングで発信するなど能動的な他の施策と組み合わせることで真の効果を発揮します。よって紙のスタンプ・ポイントカードだけでは十分な効果は発揮されません。

5. 正しく効果を検証できない
また、最も問題となるのが、紙のスタンプ・ポイントカードの効果検証です。もちろんポイントが全て貯まったカードを徴収する、または会計時の方法によってはどれだけ割引を計上したのか等、ある程度検証することは可能です。

しかし、そもそも配布前の来店頻度が不明であり、配布後にどれだけ来店頻度が上がったのか、十分な検証はできないでしょう。

来店頻度向上に効果を発揮する最新O2Oソリューションとは?

紙のスタンプ・ポイントカードは実施に容易であるため、「まずはやってみよう」といった曖昧な理由で導入しがちです。しかし上記の通り、真に再来店を促す上で、あまりに不明確な効果であると言わざるを得ません。

こうした課題を解決するのが、デジタルショップカードサービスです。紙からスマホ・モバイルベースのスタンプ・ポイントカードに切り替えることで、メリットを享受しながら、上記に挙げた全てのデメリットを払拭することが可能です。特に当社が展開するZeetle カードサービス(以下、「Zeetle」)は、複雑な運用はゼロ。しかも個人情報の取得を必要とせず、上記に挙げたデメリットを全てメリットにかえるデジタルショップカードサービスです。

また、すでに1000万ものダウンロード実績があり、大規模なユーザー基盤を持つプラットフォーム型サービスとして、4500もの店舗が参加しています。

スタンプとクーポンを組み合わせ効果的な施策運用を実現
顧客はZeetleアプリをスマホにダウンロードして、使用の際は店頭でタッチ端末にかざすだけです。来店ごとのスタンプはもちろん、初回来店後にお礼のPUSHメッセージ配信に別の次の来店時に利用できるクーポンを配布したり、3回来店した顧客には別のクーポンなど、スタンプとクーポンを効果的に利用することができます。

また、会員顧客の来店頻度がリアルタイムに把握できるだけでなく、全会員を来店回数別にグループ分けして(階層別運用)分析が可能です。つまり、来店回数別に提供するクーポンを分けることが可能ですので、見込客や新規客のみに特別なクーポンを発行し、常連客には付加価値の高いご案内を先行配信するなど、利益率からみても効率的な運用が可能です。

意味あるスタンプ・ポイントカード運用へ

特に何店舗もの拠点を持つチェーン店であればあるほど、効果検証が曖昧な紙のスタンプ・ポイントカード運用を見直す必要があるでしょう。Zeetle CSは、すでに個店から大型チェーン店様まで広く利用されており、実績に優れたO2Oサービスです。

効果検証が可能で、能動的なアクションが可能な、今の時代にマッチしたデジタルショップカードソリューション、Zeetle CS導入をご検討ください。

Zeetle CSの関連情報

サービス関連情報
1. Zeetle CSの詳細について
2. O2O - オムニチャネルを活用したネットと実店舗への来店誘導

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※1財布に入れるカード類、平均枚数は? - マイナビニュース

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